AIO / LLMO

AIO導入事例|AI経由の流入・問い合わせ実績【2026年最新】

東京大学AI工学博士監修公開 2026.06.19更新 2026.06.19読了 約9分
CASE STUDY / 自社AIO導入の公開実績
「ツールを買う」でも「レポートをもらう」でもなく、
サイトに実装して、AI回答に出るところまでやった結果。
約6倍AI経由の流入
約10倍AI経由の問い合わせ
2025/10〜2026/02対象期間・自社実績

AIO導入事例とは、生成AIに引用されるためのサイト改修を実際に行い、その前後でAI経由の流入や問い合わせがどう動いたかを記録した実績を指します。 この記事の題材は、株式会社sai X aidが自社サイトで取り組んだAIO(AI最適化)の公開実績です。何をして、どこがどう変わったのか。媒体ごとに成果の出方が違う点も含めて、盛らずに書きます。

この記事のTL;DR(要点)

  • 自社サイトでAIOを実装したところ、AI経由の流入は約6倍、問い合わせは約10倍に(2025年10月〜2026年2月・公開実績)。
  • 動かしたのは「ツール購入」ではない。結論ファースト化・構造化データ・サイト構造・一次情報をサイトに実装したこと。
  • 成果の出方は媒体で差が出る。Google AI Overviewは比較的出やすく、ChatGPT・Gemini系は外部の権威づけが前提になりやすい。
  • 同じ倍率がどの企業でも出るわけではなく、成果を保証するものではありません
事例を読むときの注意:倍率より「何を計測したか」を見る。
「○倍」という数字だけが独り歩きすると、再現性のない事例に見えてしまう。だからこの記事では、対象期間・対象チャネル(AI経由の流入と問い合わせ)・取り組み内容を必ずセットで出します。読み取ってほしいのは「自社でも同じになる」ではなく、「自社では何が起きうるか」。その判断材料として使ってください。

そもそも、何を「AIO導入事例」と呼ぶのか

AIO(AI最適化/LLMOとほぼ同義)の事例には、おおむね2種類あります。1つは「ツールを導入した」「レポートを受け取った」というプロセスの話。もう1つは「実際にAI回答へ引用されるようになり、流入や問い合わせが動いた」という成果の話。この記事が扱うのは後者です。

AIO・LLMOという言葉の定義や、SEO・GEO・AEOとの違いを先に整理しておきたい方は、基礎をまとめたLLMOとは何かを解説した記事からどうぞ。ここでは定義論には踏み込まず、事例(何をして・どう変わったか)だけに絞って話を進めます。

手順や対策の方法論にも深入りしません。実装の進め方はLLMO対策のやり方、効果が出るのかの検証はLLMOの効果で解説しています。

公開実績:AI経由の流入 約6倍/問い合わせ 約10倍

いちばん分かりやすい自社の公開実績が、次の2つです。株式会社sai X aidが自社サイトでAIOに取り組んだ結果として、すでに公開している数値です。

約6倍
AI経由の流入
自社実績・2025/10〜2026/02
約10倍
AI経由の問い合わせ
自社実績・2025/10〜2026/02

数値の前提は次のとおりです。対象期間は2025年10月から2026年2月。対象チャネルは「生成AI経由でサイトに到達した流入」と「そこから発生した問い合わせ」です。倍率は施策前の同種チャネルとの比較で、どの業種・サイトでも同じ倍率が出ると言っているわけではありません。成果を保証するものではありません。

もう1つ、見落としたくないのが、流入の伸び(約6倍)より問い合わせの伸び(約10倍)の方が大きいこと。AI経由でたどり着く人はすでに比較・検討に入っていることが多く、量だけでなく質も伴いやすい。現場で見ていてそう感じます。ただしこれも1社の傾向で、断定まではできません。

自社が今、AI回答にどれくらい出ているか把握したい方へ

自社が今どれくらいAI回答に出ているか分からない段階でも、現状を確認する無料の事前調査から始められます。改善の余地が見えてきます。

分からない段階でも相談する

何をしたのか:「買う」ではなく「実装する」

この事例で一貫しているのは、ツールやSaaSを入れただけでは数値が動かなかったこと。サイトのコードとコンテンツに手を入れて、ようやくAI回答に引用される頻度が変わってきました。実際に手を入れたのは、主に次の領域です。

01

結論ファースト化

各見出しの直後に結論を1〜2文。AIが断片を抜きやすい構造へ。

02

構造化データ実装

Article/FAQ/著者・監修をschema.orgで明示。

03

サイト構造の整理

関連記事をクラスタ化し内部リンクで束ねる。

04

一次情報・監修

自社の実データと専門家監修で信頼性を担保。

05

クローラー対策

AIに取得・参照されやすい状態を維持。

06

月次の計測・改善

主要AI媒体での引用・流入・問い合わせを追う。

下の表は、取り組みの前後でサイトの状態がどう変わったかをまとめたものです。「やったこと」より「どんな状態になったか」で見ると、事例の本質がつかみやすくなります。

取り組み前

  • 記事はあるがAIが結論を抜きにくい
  • 著者・監修がAIに読み取れない
  • 競合は引用されるのに自社は出ない
  • AI経由の流入を計測していない

取り組み後

  • 結論・要点をAIが抽出しやすい構造
  • 構造化データで「誰が・何を」を明示
  • 一部KWで自社が引用元に登場
  • AI経由の流入・問い合わせを月次で可視化

取り組みのやり方はLLMO対策のやり方で詳しく解説しています。

東京大学AI工学博士の見解
事例は「奇跡的に当たった一発」ではありません。AIに引用されやすい状態づくりには、結論の置き方・構造化・一次情報の整備が効くことがあります。だから、倍率という結果より「どんな状態を作ったか」を見たほうが、自社に当てはめやすい。

媒体差の現実:Google AI Overviewと、それ以外

事例でいちばん誤解されやすいのが、「AIに引用される」をひとくくりにしてしまうことです。どのAI媒体で成果が出るかには、はっきり差があります。Google AI Overviewは比較的成果が出やすく、ChatGPTやGemini系は外部メディアでの権威づけが前提になりやすい——自社で手を動かして分かった、正直なところです。

Google検索のインデックスを土台に要約を作るので、検索の基盤づくり(SEO)と地続きで成果につながりやすい。自社の事例でも、最初に変化が見えたのはこの面でした。
検索機能を使えばWeb情報を参照して出典を示しますが、自社サイト単独で引用されるには外部メディアでの言及などサイト外の権威づけが効いてくる。サイト改修だけでは完結しにくい媒体です。
回答に出典を併記する設計なので引用露出は成果に直結しやすい。半面、誰が言っているかという外部評価の比重が大きく、外部権威の積み上げが前提になりやすい。

同じ「AIO事例」でも、Google AI Overview中心の成果とChatGPT・Gemini系の成果では、難易度も打ち手も別物です。事例を見るときは「どの媒体での成果か」を必ず確認したい。学術面でも、論文『GEO: Generative Engine Optimization』(KDD 2024)が、引用・統計・専門的記述といった要素で生成AI回答内の可視性を最大40%高められると報告しており、媒体をまたいで効きやすい共通項があることは示されています。

「llms.txtを置けばAIに読まれる」という話を事例として語るケースもあります。ただ、主要AIがllms.txtを標準的に参照しているとは確認されておらず、Googleのジョン・ミューラー氏も効果に懐疑的です。事例を評価するときは、こうした「効果が確立していない施策」が成果の主因に据えられていないか、根拠まで確認したいところです。

この事例から読み取れる「再現の条件」

1社の事例をそのまま自社に移すことはできません。それでも、再現性に効きやすい条件は事例から読み取れます。成果が出るまでの目安も、保証ではなく傾向として共有します。

早ければ約1ヶ月〜
引用の初動
難易度が低く競合の少ないKWほど早い(ケースによる)
約1〜3ヶ月
AI経由の流入増
引用の蓄積に伴って増えていく(ケースによる)
約3〜6ヶ月
問い合わせ寄与
継続更新で再現性が高まりやすい(ケースによる)

この事例から見る限り、成果につながりやすかったのは次の条件が揃ったケースです。どれも「事例だから当然成功する」ではなく、「成果に寄与しやすい前提」として読んでください。

条件事例から見えた理由
狙うKWの競合が少ないGoogle AI Overview面で引用初動が早く出やすい
サイトに直接実装できるツール導入だけでは状態が変わらず数値も動きにくい
一次情報・監修がある信頼性の根拠としてAIに引用されやすくなる
媒体差を前提に打ち手を分けるGoogle中心の成果と外部権威前提の媒体を混同しない
月次で計測しているAI経由の流入・問い合わせを把握し改善を回せる

※ 期間・成果はKW難易度やサイトの状態によって大きく変動します。本事例の数値は自社の公開実績であり、成果を保証するものではありません。

自社の事例で言えば、ツールやレポートで止めず、エンジニアがサイトに直接、構造化データ・サイト構造・コンテンツを実装したこと——これが数値を動かした最大の要因でした。株式会社sai X aidのAIO/LLMO支援は、この「実装まで踏み込む準委任型の伴走」をサービスにしています。完全成果報酬プラン(AI回答に表示された月から課金)や実装パートナー型のプランがあり、詳しくはお問い合わせフォームよりご相談ください。

よくある質問

AIO導入事例の「6倍・10倍」は、どの企業でも同じように出ますか?
いいえ。これは株式会社sai X aidが自社サイトで取り組んだ公開実績(2025/10〜2026/02・AI経由の流入と問い合わせ)で、業種やサイトの状態によって結果は変わります。成果を保証するものではありません。事例は「自社でも同じになる」ではなく「自社では何が起きうるか」を読み取る材料としてご覧ください。
事例ではどのAI媒体で成果が出やすかったですか?
Google AI Overviewで比較的成果が出やすい傾向でした。ChatGPTやGemini系は、サイト改修だけでなく外部メディアでの言及など外部の権威づけが前提になりやすく、難易度も打ち手も変わってきます。事例を見るときは「どの媒体での成果か」を確認しておくと安全です。
ツールやSaaSを導入すれば、事例と同じ成果になりますか?
この事例では、ツール導入だけだと数値は動きませんでした。サイトのコードとコンテンツに実装(結論ファースト化・構造化データ・サイト構造・一次情報)して、ようやくAI回答での引用が増えています。この事例では、購入したかどうかより実装まで踏み込んだかどうかが差になりました。
成果が見え始めるまで、どのくらいかかりますか?
難易度の低い領域なら、早ければ約1ヶ月〜で引用の初動が見えることもあります(ケースによります)。AI経由の流入は約1〜3ヶ月、問い合わせへの寄与は約3〜6ヶ月あたりが現実的な目安です(成果保証ではありません)。
自社の事例(実績)はどうやって作ればよいですか?
出発点は、自社が今どれくらいAI回答に出ているかの把握です。そこから実装と月次計測を回していくと、自社固有の事例データが溜まっていきます。現状把握は事前調査レポートを無料で提供しているので、分からない段階でも相談できます。
事例で使われていない施策はありますか?(llms.txtなど)
llms.txtは、主要AIが標準的に参照しているとは確認されておらず、Googleのジョン・ミューラー氏も効果に懐疑的です。本事例でも成果の主因にはしていません。効果が確立していない施策が成果の理由として挙げられている事例は、その根拠まで確かめてから判断してください。

関連記事

東京大学AI工学博士の見解
事例の価値は「すごい数字」ではなく、「再現できる設計が入っているか」にあります。倍率は前提条件で変わりますが、結論ファースト・構造化・一次情報という土台は媒体が変わっても効く。自社の事例を作りたいなら、現状把握と実装から始めるのが結局いちばんの近道です。
監修:東京大学AI工学博士
株式会社sai X aid 代表取締役 甲斐 凜太郎

※本記事は、東京大学大学院 工学系研究科(博士課程)でAIを研究し、内閣府ムーンショット等の開発経験を持つ、株式会社sai X aid 代表取締役 甲斐 凜太郎の監修のもと制作しています。記載の実績は自社の公開実績であり、成果を保証するものではありません。

「自社でも事例を作れるか」を、まず無料で確かめませんか

「どのキーワードで狙えるか分からない」「何から手をつければいいか分からない」段階でも大丈夫です。現状を確認する事前調査レポートを無料で提供。完全成果報酬プラン・実装パートナー型プランの詳細もあわせてご案内します。

分からない段階でも相談する